延性と強度を併せ持つ高耐久合金HR6A

2020.8.31

はじめに


車載電装回路は導通不良に起因する誤作動が人命に直接関わるため、より高度な信頼性と耐久性が要求される。


近年、SAC305(Sn/3.0Ag/0.5Cu)以上の耐久性を持つ組成として主成分のSn(すず)をSb(アンチモン)やBi(ビスマス)で固溶強化したSAC+Sb,Bi 系組成が評価されているが、多くの組成が高い接合強度を持つ一方で延性が乏しく、部品破壊も報告されていることから、市場にはSAC305 と異なる信頼性の低下について不安視する意見がある。


弘輝は高耐久合金の必須要素としてSAC305 と同等の延性を持つことの重要性に着目し、延性を付与するIn(インジウム)を添加したSB6NX (Sn/3.5Ag/0.5Bi/6In/0.8Cu) 、SB6N (Sn/3.5Ag/0.5Bi/6In)を製品化し、はんだ接合部の耐久性を重視するお客様から高い評価を頂いている。


しかし、レアメタルのIn は材料原価に影響するため費用対効果の側面で添加量を検討する必要があった。

HR6A はIn 添加による背反性を改善し、同時にSAC+Bi,Sb 組成に発生するチップ部品の破壊とスルホール接合部に発生するリフトオフを抑止できる新たな高耐久合金である。


本稿では、HR6A の接合信頼性についてSAC305 およびSAC+Sb,Bi 組成と比較した結果を報告する。



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