SABI タイプ高耐久合金ソルダーペースト (ENIG処理基板向け)
SB6NX58-M500SI
Sn 3.5Ag 0.5Bi 6.0In 0.8Cu
ヒートサイクルストレスに優れた耐久性を実現。
改質元素添加による優れた耐久性
電子回路は低温から高温に急変化する使用環境のため、Snの抜本的かつ経時安定的改質が不可欠です。 SB6NXは改質元素であるインジウム、ビスマスを添加することで、はんだ接合部の変態を抑制し、車載電装、航空、産業機器などで高い接合信頼性を実現します。
ENIG処理基板での使用を推奨
ENIG表層(金メッキ基板)ではSn-Ni系のIMC層が成長し、P濃化層の発生を伴って接合界面が脆化します。
SB6NX合金はNiと親和性の高いCuを添加、Niの拡散を防止するバリア層を形成することで、OSP基板と同等の接合耐久性を獲得しました。
さらなる接合信頼性の向上
SAC305と比較すると、SB6NXは引張強度が向上し、変形しにくい合金です。
加熱時の伸び特性が向上することで、冷熱サイクル時、接合部のクラック進行抑制に反映します。
また下のグラフから、SB6NXはENIG基板でもOSP基板と同等の強度を確保していることが分かります。
製品性能表
- 製品名
- SB6NX58-M500SI
- 製品タイプ
- ソルダーペースト
- 合金組成
- Sn 3.5Ag 0.5Bi 6.0In 0.8Cu
- 融点(℃)
- 202 - 204
- 粒径(μm)
- 20-38
- 粘度(Pa.s)
- 200 / 120(ディスペンス用)
- フラックス含有量(%)
- 11.0 / 13.0(ディスペンス用)
- ハライド含有量(%)
- 0
- フラックスタイプ
- ROL0 (IPC J-STD-004A)
- その他・特徴・用途など
- ディスペンス用:SB6NX58-M500SID
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