目的
ハロゲンフリー
ピックアップ記事
目次
ハロゲンとは・・・
周期表の第17族の元素で、
フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、ヨウ素(I)、アスタチン (At) の5元素のことを指します。一般的に使用され、測定対象となるハロゲンは F、Cl、Br、I の4元素です。
ハロゲンフリーとは
業界団体であるIPCは、フラックスの最新規格J-STD-004Bにて全ハライドを測定対象とし、低ハロゲンの定義を Cl + Br < 1000ppm としています。JEITA (一般社団法人 電子情報技術産業協会)が規定するハロゲンフリーは、F、Cl、Br、I の含有量がそれぞれ1000ppm以下、となっています。弘輝では、ハロゲン元素を意図的に添加していない製品を「ハロゲンフリー」と定義しています。
ハロゲンフリー材料の必要性
電子材料には古くより難燃剤としてハロゲン化合物が使用されてきましたが、
ハロゲン化合物を含む材料は不完全燃焼によりダイオキシン類を生じる懸念があり、電子材料全般としてハロゲン化合物の削減が求められています。
ハロゲンフリーはんだ付け材料の課題
ハロゲンフリーの規格は複数存在し、メーカによってはハロゲンフリーの定義や用語の使用方法などが若干異なり、どの規格における「ハロゲンフリー」が求められているかを確認する必要があります。
弘輝のハロゲンフリー定義
「ハロゲンフリー」 ハロゲン元素(Cl, Br, F, I)の意図的添加がない製品。
「ハロゲンフリー (Cl+Br < 1500ppm)」 2020年までの弊社「ハロゲンフリー」基準。Cl と Br の合計含有量が 1500ppm未満。